俺ガイル2期 5話の感想とまじめに考察|やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
こんにちは。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 5話の感想と考察です。小町ちゃんかわいすぎ!というのが序盤の感想ですが、後半は見どころ満載だったように思います。
小町ちゃんの画像は最後にまとめて載せます。ご了承ください。
感想と考察
八幡を理解し奉仕部を願う小町、小町のために頑張る八幡
小町は八幡の悩みを聞きながら、これからどうしたらいいか、それについて指針を示している。八幡には信じられる人がおらず、自分から何かを求めることができなくなっている。それを理解している妹だからこそ、動くための願いを与えてあげたのかなーと思います。
これは、小町がくれた一つの答えだ。どこかでずっと理由を探していた。俺があの場所を、あの時間を守っていい理由を。雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣を生徒会長にさせないために、比企谷八幡にできることは何だ。
このセリフは八幡が決意した瞬間だと思います。
それが、全然なくてマジやばい…。
まあ何も思いついてないらしいですが…。
八幡が目指す方向性
最優先すべきものを、小町の願いである雪ノ下と由比ヶ浜の残留に設定する。他の候補の擁立が難しいこの状況で、俺に残されたカードは…。
一色と交渉するしかないか。
一色いろはが計算してあのキャラクターを演じているのであれば、それはむしろ交渉に向いていると言える。詰まるところ、一色は自分のブランドイメージを守りたいのだ。だからこそ、ハイリスク・ローリターンの信任投票、それ自体を嫌がった。ということは…最初のアプローチが間違ってたんだな。
八幡は一色の願いではなく、小町の願いを優先することにより今までとは違ったアプローチを考え始めます。今までは一色の信任投票による敗戦を避けるために他の候補を擁立することを考えました。しかし実際のところ、生徒会の業務ではなく自分の価値が下がる可能性のある信任投票だからこそ嫌がった。要するに自分のイメージが下がらなければそれでよかったのでしょう。だから八幡は、最初のアプローチであった対抗の候補を擁立する方法ではなく、一色いろはのブランドイメージが保たれるという根底にある目的に対して照準を合わせます。
それより材木座の、
相手は女子なのだろ?はなし通じるか?
このセリフは一体どこから湧いてきたのかw。材木座面白すぎるよちょっと!もちろん評価は下がっています。
川崎の評価とデレ
川崎に候補を書き出してもらい、次の手につなげていきます。ここで挙げられた候補者をよく覚えておいてください。伏線としてではありませんので気楽に。
あと戸部のところのスペースが気になる…。まあしょうがなく一応って感じなんですかね。
川:あと、あんたとか?
八:あーそりゃおもしろい。けど、30人も推薦人を集められねーんだ。
川:知ってる、言ってみただけ。
あのバイトの件以降、川崎の中で八幡の評価はかなり高くなったのでしょうね。ちょっと拗ねながらの、「知ってる、言ってみただけ」はかわいい。
八幡の次の行動
理由をもらい、問題を設定し手段を得た。あとは実行するだけだ。
この時の八幡はイケメン。自分で顔がイケメンだと言うだけあると思う。
突然全校生徒で流行り始める応援アカウント。これが八幡の策略だとはさすがに思わなかった。公的な能力を持たないのだから意味なんてないじゃんと思ってしまった。このアカウントをいろはと雪ノ下たちを説得するために使うとは…。
説得する際に八幡がやったこと
今やっていることについて八幡は、
ああ、ただし一色いろはの推薦人名簿だ。全校生徒の3分の1。これだけの支持者がいれば勝てる。
得るものは大きい。一年生で生徒会長なのに頑張って部活に出てくる私。だ。
そういう時は葉山に相談するといい。何なら手伝ってもらえ。部活の後なら家まで送ってくれるアフターケアまでついてくる。
この時に八幡はしれっと会話術?を使っている。
- プライドを煽る
これにより身を引きにくくする。
- 自信をつけさせる
自分でも当選するのではないかと思わせる。
- 魅力的なメリットを提示する
やることによって得られるものが大きいことを理解させる。
この人はやり手の営業か何かですかね?目は死んでますが。
もしかして先輩って頭いいんですか?
ま、これだけ支持されたらしょうがないですね。それに、その提案はそれなりに魅力的ですし。それに、クラスの子に影で笑われるのも嫌ですし。先輩に乗せられてあげます!
八幡がボケても茶化さないあたり本気でこの案が魅力的にみえたようですね。案件成立です。色々と吹っ切れたいろはは、結構魅力的な女の子なのではないかと思いました。単純ですいません。
雪乃と結衣との交渉
八幡はいろはとの交渉に成功したことを雪乃と結衣に伝えます。
一色が会長にやるために、枷となっていた条件は全てクリアした。だから、もうおまえらが生徒会長をやる必要はないんだ。
結衣の驚き、安心した表情はとてもよかったです。
ちなみにここで、先ほど川崎が書いたメンバーにはいなかった人の応援アカウントがあります。戸塚彩加のアカウントです。絶対趣味で作りましたよこのアカウント!どれくらい人気があるのか気になっただけだろ、と思います。
で、物議を醸しているであろうこの会話。
雪:そう、なら、問題も、私が動く理由もなくなったのね。
八:そういうことになるな。
雪:ええ。分かるものだとばかり思っていたのね。先生に報告してくるわ。
物議を醸している理由としては、作者である渡航先生のこのツイート。
わかるものだとばかり思っていたのね。このセリフ何通りかの意味がげふんげふん #oregairu
— 渡航 (@watariwataru) April 30, 2015
たぶんみなさんここの考察を見るためだけにこのブログを開いてくださったのではないかと思いますので、かなりまじめに考えます。
まず重要なのは「分かるものだとばかり思っていたのね」ということは、結果として「わからなかった」ということになります。
次に重要なのが主語です。「誰が」わかると思ってたが、実際にはわからなかったのか。
最初に、発言してる雪乃を主語として考えます。
- 雪乃は比企谷の考え方を理解したつもりでいたが、実際には理解していなかった。
- 雪乃は今回の問題の根本の原因をわかっていると思っていたが、実際にはわかっていなかった。
この2つぐらいしか思いつきませんでした。
一般的に捉えるとしたら前者だと思います。比企谷の考え方を否定したが、このような考え方が生まれるとは思っていなかった、という驚きと反省だと思います。
後者は問題を理解しているつもりが、捉え方が間違っていたという反省だと思います。
次に、八幡を主語として考えます。
- 八幡は自分たちの気持ちを理解してくれると思っていたが、実際は理解してもらえなかった。
これだけしか思いつきませんでした。
雪乃と結衣は自己犠牲のような解決方法が嫌だから八幡の考え方を否定し、結果としてそれの代替案が提示された。しかし代替案が提出されただけで自己犠牲の部分については改善されておらず、結局理解してもらえなかった、という失望でしょうか。
僕にはこの3通りが限度でした。それぞれの考え方で感情が大きく異なります。
他の考え方があれば教えていただけるとありがたいです。
きっとこの時、八幡だけは雪乃の言葉の意味を理解したんでしょうね。
結衣の言葉の意味
私の大切な場所、ちゃんと守ってくれた。あのね、本当はわかってたの。たぶん、ゆきのんに勝てないことも。もし生徒会長になったら、部活に出られなくなっちゃうことも。
結衣の八幡への感謝がとても伝わってきた。もし自分が当選してたら、もし雪乃が当選してたら、きっとこの部活はなくなってた。そうならなくてよかった、ということでしょう。
見えるところでは何もしてないよね。けど見えてたらさ、結構やなことやってるんだと思う。たぶんひっきーのやり方って、変えようと思って変えられるものじゃないから。罪悪感って消えないよ。私は、何もできなかったけど、それでもこれでよかったのかなって思っちゃう。だからひっきーはもっとだよ。これでちゃんと元通りになるよね?
八幡は自分で行動し、この結果を引っ張ってきた。自分で行動できる人間は、他の失敗しなかった可能性も頭をよぎるため罪悪感に飲まれてしまう。行動できなかった結衣でさえその罪悪感は大きく、行動した八幡の罪悪感はもっと大きいものだろう、ということでしょうか?
結衣はこの部活を残すために尽力してくれた八幡に感謝するとともに、とても心配しているんだなーと思いました。
奉仕部は元に戻るのか
八幡は雪乃の反応を見て色々と考えたのでしょう。
問題を与えられなければ、理由を見つけることができなければ、動き出せない人間はいる。俺はなにか間違えたのではないか。その疑念だけが、残った。
これは答えを出す能力があっても、問題やその原因を見つけることができなければ何もできない、ということを言っているのかもしれません。雪乃は問題解決力は高いかもしれませんが、相談者の悩みの根底にあるものを見つけることができない。戸部と海老名のときもそうだったように思います。
八幡が間違えたと考えているのは、その現実を雪乃に見せつける結果となってしまったことかもしれません。
奉仕部の未来は正しかったのか
めぐり先輩の言うように奉仕部のメンツが生徒会のメンバーになるという未来もあったのかもしれません。
しかし八幡が言うように、
例えば、例えばの話である。例えばもし、ゲームのように一つ前のセーブデータに戻って、選択肢を選び直せたとしたら、人生は変わるだろうか。答えは否である。
新しい選択肢を持つ人間がいない限り、同じ答えを選び続けるのでしょう。だから後悔しても仕方がないと思います。
まとめ
以上が感想と考察になります。尋常じゃない長文で申し訳ありませんでした。ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
なにか疑問点とかこうなんじゃない?みたいなのがありましたらコメント欄に記入してください。
アニメ中で海老名が言っていた「美術室の備品に液タブ入れて欲しい。」の液タブとは液晶タブレットのことらしいですね。ペンタブって言えよペンタブって。
それでは次の俺ガイルの感想で会いましょう!
追記
この方の考察が面白かったので載せさせていただきます。
ゆきのんの生徒会長立候補は本気だってこと。
ゆきのんが生徒会長になっても奉仕部のメンバーで生徒会を組織すれば問題ないこと。(自分の口からは言いづらいので気づいて協力してほしかった?)
ゆきのんは八幡が自分のことを同じ信念を共有する仲間だと思ってくれていると考えていた。
ゆきのんは、八幡のことを嫌っているどころか、好意を持っていると言うこと。
記事も面白いのでチェックすること推奨です!animeapps.net
※面白かったらコメントでも星でもブクマでもなにかしら痕跡を残していってくれると僕はとても喜びます(^^)皆様の声をお聞かせください。
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付録
ちゃんと小町ちゃんの画像をあげておきますね。容量きついですがこの際パーッとやりましょう。