アイカツ同人誌感想 No.19『君の音が消えない』
作品概要
●タイトル
君の音が消えない
●著者
さかな
●Twitter
さかな🐟 (@namekyunta) | Twitter
●頒布
2019-10-05(芸カ20)
●サンプル
芸カ20新刊サンプルです。らいちは振られてなんぼと思っている私が頑張って成立を考えた(成立したとは言ってない)大人らいあお本が出ます。お好きな方はどうぞ宜しくお願いいたします。 pic.twitter.com/wslYhKepyR
— さかな🐟 (@namekyunta) 2019年10月2日
●ページ数
16
●通販
なし
感想
らいあおというありそうでなさそうでありそうな二人の関係が垣間見えてとてもドキドキしました。ずっとあおいに対して好意を持っていたらいちが、どうあおいとの距離を詰めていくのだろうと考えなら読ませていただきました。
らいちにとってあおいとはずっとある憧れのような存在で、あおいから見たらいちはいちごの弟でずっと応援してくれるファンだったと思います。「ずっと応援してくれる」の部分でギャップを作り、そこかららいちという人間の成長についてあおいが認知するという流れがとてもきれいでした。
あおいがお酒をハイペースで飲んでしまうくらい、あおいにとってらいちが応援してくれなくなったという事実が辛かったんですね。当たり前のようにあったようなものがなくなってしまった感覚なのだと思っています。だからこそ、あおいがらいちを男として認識する流れになったのかなと思います。
そして、タイトルがすごく好きでした。らいちの心臓の音が、あおいにうつっていくようでした。異性に惑わされるあおいというのがとても新鮮で、新しい魅力にあふれてしました。ふたりとも幸せになってほしいです…。
16ページというページ量にも関わらず、さかなさんの絵もお話もギュッと詰め込まれた非常に濃い一冊でした。ありがとうございました。