俺ガイル2期 9話の感想と考察|やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
こんにちは。
9話も良かったですね。今回も内容のまとめと感想・考察を別の記事として出したいと思います。この形式は内容をまとめやすかったので引き続き継続ということで。それに、一つの記事に画像とかを載せすぎると重くなってしまうので…。
こちらは感想・考察になります。主観全開予測全開で書いています。8話の考察が好評だったようで、とても嬉しいです。アニメ見てるだけでここまで分かるわけない!みたいなリツートがあったので一応述べておくと、僕はアニメしか見ていません。アニメを見ている人と同じ視点で考察していきたいと思っているからです。なのでどんどん皆さんと一緒に考察していければと思っています。
それでは始めますー!まとめとこの記事の両方を開きながら見るのがいいと思います。
9話の感想・考察
小町かわいい
やっぱり小町は可愛い。特に八幡のモノマネはよかった。似てた。最高だった。小町ちゃん最高。
初めて3人の心が通い合った奉仕部
今まですれ違っていただけの奉仕部が初めて互いの存在を認めあえた。今までべったりできなかった結衣が雪乃にべったりしている姿は微笑ましかった。また、互いが互いを意識し合った結果、照れが込められた咳払い。雪乃の咳払いはこちらに注目してもらいたいという思い。八幡の咳払いはそろそろ行くぞ、自重しろお前らという思いが込められている。ある意味、言葉を使わなくても分かり合える関係になった。
八幡といろはの距離
今まで八幡といろはを見てこなかった。そのため八幡がいろはの荷物を持つという気遣いのしあえる関係になったことに驚愕している。自分たちができなかった八幡との距離感の築き方に脅威を覚えている。
静の出した課題
8話を確認してみても具体的に課題という言葉は実は使われていない(8話まとめ参照)。ではこの課題とはなにか。8話の静のセリフを引用する。
君たちにとってはこの時間が全てのように感じるかもしれない。いつか帳尻を合わせられる。世界はそういうふうにできている。ただ、私はそれが君だったらいいと思う。君と由比ヶ浜が雪ノ下に踏み込んでいくことを願っている。
この時間が全てじゃない。でも今しかできないこと。ここにしかないものもある。今だよ比企谷、今なんだ。考えてもがき苦しみ、あがいて悩め。そうでなくては本物じゃない。
課題とは、「今しかできないこと。ここにしかない本物を見つけろ」ということであると考えられる。八幡が見つけた本物とは、自分に協力してもらえる仲間だ。今まで一人でこなしていた生徒会の手伝いを奉仕部としてこなすことができるようになった。相手を理解できる関係に近付いた。本物に近付いたのだ。
この本物の関係を見つけた、近付いたことで静の出した課題はクリアした。
八幡の成長を見ぬいた静
八幡は今まで自分のわがままをいうことがなかった。8話の雪乃説得の際もそうだ。自分の責任と言われれば引き下がった。しかし今回お願いをした。小町のクリスマスプレゼントと言うのは適当な理由かもしれないが、そのようなお願いをした八幡を静は見逃さなかった。成長したと確信した。
クラスメイト集合時の結衣のセリフ
八:なんであいつらもいるんだ?
結:えーっとー、だっていろはちゃんの見方だけする訳にはいかないじゃん!私も板挟みで大変なんだよ~。
八:はぁ。
これはいろはと優美子が葉山を狙っていることを指している。本当はいろはと葉山だけが来る予定だったのだが、結衣がそのことを事前に優美子たちに話し、中立としての立場を守ろうとしたのだ。よくそこまで気が回るなと、素直に感心した。
初めて3人で写った写真
奉仕部が打ち解けたことを表したシーンだと思う。
雪乃の、
次はないわ。
というセリフ。このセリフの表す意味はなんだろうか?これは3人で初めて撮った記念の写真。これ以外に3人の写真を作らないことで、この写真をずっと大切にしていこう、ということが言いたかったのではないかと思う。それを証拠に雪乃は怒っていない。3人で撮れた写真が嬉しいのだと思う。
戸部の行動
戸部が葉山と乗るか迷っている。これは姫菜と乗る環境を作りたくなかったのだろう。戸部は姫菜のことが気になっている反面、今告白してもうまくいかないことを知っている。だからこそ一緒に乗らないようにする必要があった。戸部が取れる選択肢は葉山と乗るか、比企谷と乗るかだ。単純に比企谷とは乗りたくなかった。だから葉山を強引に誘って、いろはと優美子にブーイングを食らった。
あと姫菜は空気が悪かったことに気づいている。八幡を一番理解しているのはこの女の子かもしれない。
八幡と一緒に乗った相手
一緒に出てきた相手から推測するに、いろはだ。偶然とはいえ、いろはは八幡と一緒にアトラクションを楽しむことができる仲になっている。これは雪乃や結衣にとって危惧すべき事態である。
結衣から八幡へのデートの誘い
二人の会話を引用する。
結:でもー、私はまた来たいな。
八:いつでも来れるだろ。近いんだし。
結:そういうことじゃないんだけど。(待っててもどうしようもない人は待たない。待たないで、こっちから行くの)
八:まあこの時期のランドはあれだが、となりのわりかし新しい方はどうなんだろうな。
結:あっちはわりかし静かも。
八:そうか。
結:うん。
八:まあそのうちな。
結:うん!そのうちね。
ランドにまた来たいと言っている。最初は奉仕部でまた来たいということだと思ったが、結衣は八幡と二人で来たいと言っているのだ。3人で来たいというなら3人の時に言うはずだ。それだけ3人の関係は改善されている。そのため、八幡と二人だけで遊びに来たいと言っている。
それに対して八幡はそのうち来ていいといっている。これは結衣に対する好意なのか。それとも流しているだけなのか。まだ良くわからない。
雪乃の八幡への信頼
ジェットコースターのアトラクションが苦手な雪乃のセリフ。
違うの。ほんとうに大丈夫だから。あまり自信はなかったのだけれど、由比ヶ浜さんと一緒の時は、大丈夫だったから。だからたぶん、大丈夫よ。
これは結衣が安心させてくれたから大丈夫だった。八幡も結衣と同じように自分の心を落ち着かせてくれる存在であると告白したのだ。それだけ前回の告白で心が通い合ったのだ。
雪乃のトラウマ
陽乃によって植え付けられたトラウマのせいでジェットコースターが怖くなったと言っている。そのような状態で、雪乃は八幡にお願いする。
ねえ比企谷くん。いつか、私を助けてね。
これはジェットコースターのトラウマが関連しているといえる。陽乃によって植え付けられた数々の鎖、その鎖を解いて、私を助けて欲しい。そういうことだと思う。だからこそ、ジェットコースターのトラウマを伝えたこのタイミングで伝えたのだ。
また、ジェットコースターを降下する際にフラッシュが焚かれている。アトラクションの記念撮影の光であり、初めて二人だけで撮った写真である。二人の関係がスタートしたことを示しているように感じた。
雪乃が救いたいもの、求めるもの
ジェットコースターに乗った後の二人のセリフ
雪:でも私は、どう振る舞えばいいのかわからなかった。
八:まだあの人みたいになりたいと思ってるのか?
雪:どうかしら。今はあまり思わないけれど。ただ姉さんは、私にないものを持っているから。
八:それがほしいとか。
雪:いいえ。なんで私はそれを持っていないんだろうって、自分に失望するの。あなたもそうよ。あなたも私にないものを持っている。ちっとも似てなんかいなかったのね。
八:そりゃそうだ。
雪:だから、別のものが欲しかったんだと思う。私にできることが何もないって気づいてしまったから。あなたも姉さんも持っていないものを欲しくなった。それがあれば救えると思ったから。
八:何をだ。
雪:さあ、何かしら。
この会話で重要なのが、雪乃が救いたいものが何か。そのために何が欲しいのかである。
雪乃が救いたいもの
雪乃が救いたいものは、八幡である。自分の閉じた考え方を広げてくれた八幡を救いたいと考えている。八幡を何から救いたいのか?それは八幡の心である。
雪乃が求めるもの
雪乃が求めるものは、八幡も陽乃ももっていないものであると述べられている。これは感情を読み取る力であると考えられる。
静と八幡の会話であったとおり、八幡は心理を読み取ることができるが、その一方で感情を読み取ることができない。だからこそ、心理を読んでいった結果のあまりが感情であると考えている。八幡は自分の感情を読み取る力すらもない。だからこそ、雪乃は八幡の感情を読み取りたいのだ。読み取って八幡の感情を取り戻したいのだ。
葉山といろは
口の形から想像すると
い:あなたのことが好きです。
葉:悪い。
い:えっ…。
ぐらいしか読めない。告白をし、振られたのは間違いないと思う。
その際の葉山の表情が気になる。葉山は波風を立てないように生きるようにしている。告白を断るということは、相手との関係を断つということだ。葉山の生き方に反する行動である。葉山の中には明確な理念があり、その理念に従い告白を断ったのだろう。その理念は雪乃と陽乃によって形作られたことは間違いないと思う。
いろははサッカー部のマネージャーである。葉山はサッカー部の部長であるため、この失恋は彼女にとって居場所を失ったことと同義である。OPでいろはが登場している事を踏まえると、彼女はサッカー部を退部し、奉仕部に入部するのではないかと考えられる。
まとめ
今回の考察ポイントはこれぐらいだと思いまいした。葉山の存在が気になる。葉山が何を考えて何を目指しているのか。もう少しすれば分かるんですかね?葉山はキーパーソンなので、もう少し深く掘り下げていきたいですね。
以上です。それではまた別の記事出会いましょう!