アイカツ同人誌紹介No.8『Dream to watch with you』
作品概要
タイトル | Dream to watch with you |
著者 | いーた |
いーた (@eeeeeta) | Twitter | |
頒布 | 芸カ18(2019-02-24) |
サンプル | - |
ページ数 | 約200ページ(数えるの諦めました(_ _)) |
通販 | Dream to watch with you(惰眠)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス |
本作紹介(ネタバレなし)
本作は、芸カ9で頒布された『きらきら星の空模様』から芸カ16で頒布された『To make up one's mind』までの8作に、瀬名あかアンソロジーで寄稿されていた『初夏の油断』、描き下ろしを加えた計10作が収録されている。各作品ごとに当時を振り返るコメントが掲載されており、作者が瀬名あかと歩んできた3年間を感じることのできる一冊となっている。瀬名あかが好きな人には必ず手にとってもらいたい。
描き下ろしでは、コスモス結成後の瀬名あかが描かれている。いちごの一言に翻弄される瀬名ととびっきりかわいいあかりを見ることができる一作となっている。
感想というか自分の振り返り(ネタバレあり)
再録本の感想をどこを切り取って伝えるかが難しいため、1作目『きらきら星の空模様』の感想といーたさんの本との思い出話を書かせてください。
まず最初に、再録本の頒布おめでとうございます。
初めて参加した芸カ10でいーたさんの本を初めてお見かけして、ノータイムで全て買ったのを今でも覚えています。いーたさんが描かれる瀬名あかは、瀬名がプロのデザイナーと青年としての心が共存していてあかりの純朴さとバランスが取れているのが非常に好きでした。絶対に両想いなのに、絶対に両想いにならない。そんな関係性が描かれている稀有な本でした。
『きらきら星の空模様』は、瀬名のプロとしての対応とその対応の正しさにあかりが悩むという内容でした。あかりちゃんがくるしくて泣いているシーンと最後に笑っているシーンの起伏が本当に大好きで何度も読み返しました。この本は、誰も間違っていないけれども、正しさだけではこの二人が幸せになることはないという絶望も描いているようでした。アイドルとデザイナーは絶対に恋愛関係になってはならない。その壁をどう壊して、このふたりの幸せをもぎ取っていくのか。それがこの瀬名あかというジャンルの魅力なんだと気付かされました。いーたさんのこの1冊が、瀬名あかというジャンルにのめり込むきっかけになりました。
あといーたさんが描くあかりちゃんは本当にかわいくて、自分のあかりちゃん像を確立してくれたと感じています。どの本でもどのあかりちゃんも可愛くて最高でした。
余談ですが芸カ16で頒布された『To make up one's mind』では、マシュマロにながーい感想を投稿させていただきました。いーたさんが温めていた最高の瀬名あかをありがとうございました。
最後に、今後ともいーたさんの創作活動が楽しいものになることをお祈りしております。たくさんの素晴らしい本たちをありがとうございました。