徒然もの書きぱん

適当にアニメとかについて書いてます。今期は何について書きましょうか。

アイカツに対する気持ちをただ吐き出す

 2016年4月、僕は劇場版『アイカツ!』を見た。そしてこれまで自分が感じたことのないような熱が体から溢れ、それを吐き出すように毎日アイカツを見て生活していた。アイカツは2016年3月に終わったアニメだ。僕は作品が終わると同時にその作品の虜になった。だから他の人がどれぐらいこの作品に影響され、どのようにキャラクターを好きになっていったのか知らない。
 アイカツは配信で見始めた。dアニメストアに2期(101話)まであったため、とりあえずそこまで見た。本当に面白かった。子供向けアニメだと思っていたが、アイカツのために真剣に生きる彼女たちの姿に、何度感動して何度泣かされただろう。お気に入りのストーリーを話数で言えるほど何度見たかわからない。それだけアイカツに囚われていた。そして3期を見ようとしたが配信になかった。だからDVDをネットレンタルして視聴した。それが仕事終わりの楽しみだった。各巻3話ずつ入っていて、アイキャッチを見るだけで作品の期待感でいっぱいになった。
 そして大空あかりが主人公になった。星宮いちごからのバトンを受け継ぎ、主人公になった。アイカツブートキャンプで最高のアイカツをした彼女が、スペシャルアピールがうまくできなくて泣いていた彼女が。そして瀬名翼と出会った。107話2人のドリーマーが、僕をさらに沼に沈めた。もうずっと沈められていたかった。170話アイドルのチカラでもうダメってなった。大空あかりの輝きが眩しすぎて、本当におめでとうって気持ちでいっぱいになった。そして178話を見て、アイカツのアニメを全て見終えてしまった。これほどの喪失感を味わうことはもうないと思っていた。

 そして昨日2月5日、歌唱担当だったアイドルたちが作品から卒業することがわかった。もうなんと言葉にして良いかわからなかった。僕が生活の中で聴く音楽は、99%以上がアイカツの音楽だ。作品が終わった今も、アイカツの音楽を無限ループしている。アイカツの続編、アイカツスターズの楽曲以上に聴き続けている。スマホゲームのフォトカツから発売されるCDも発売日に買って、そのまま聴き続けている。だからアニメと同じぐらい、音楽にも思い入れがあった。しかし彼女たちが卒業することで、これからアイカツ楽曲のボーカルは総入れ替えになる。
 アイカツはバトンをつなぐことがテーマの一つになっている。いちごからあかりへ渡されたバトンは、スターズ主人公のゆめに引き継がれた。そのバトンがうまく引き継がれたのは、あかりジェネレーションからつながってきた楽曲たちのおかげだと思っている。作品に共通する部分はなく、アイカツシリーズは冠しているが全く別の作品だった。それがこうしてアイカツシリーズとして受け入れられたのは、まさしく楽曲たちのおかげだと思っている。

 芸カというオンリー即売会に一般参加して、いくら使ったかわからないぐらい本を買い、自分でも書いてみたいと思ってペンを手に取った。自分がそれぐらい熱を持っていたことも嬉しかったし、そういう作品に出会えたのも嬉しかった。もちろんいつか芸カも開催されなくなり、アイカツという言葉を口にする人もいなくなるのだと思う。それでも今、自分がアイカツを大好きで、それに何度となく力をもらったことは大切にしたい。

 次に始まるアイカツフレンズはもちろん楽しみだけど、好きになってしまうことに対して不安がある。作品への愛が永遠で一途だとは全く思っていないけれど、自分が計り知れないほどの影響を受けた作品を失ってしまうことがとても怖い。作品のバトンも楽曲のバトンも、うまく次につながっていってほしい。そのバトンこそがアイカツだと思うから。