徒然もの書きぱん

適当にアニメとかについて書いてます。今期は何について書きましょうか。

赤髪の白雪姫1話の感想と魅力について

はじめに

 こんにちは。

 1話レビューの感想を上げましたが、個人的にかなり気に入ったのがこの「赤髪の白雪姫」というアニメ。このアニメについては毎週何かしら書いていこうかと思います。
 ちなみに1話レビューはこの記事になります。www.palepalette-blog.com
 それでは書いていきます。

世界観

 この作品は中世のヨーロッパのような世界が舞台である。その世界を彩る圧倒的な美術と、情景を豊かにする音楽は、本当に素晴らしいの一言である。

美術

 光が差し込む森のなか。朝日に照らされる町並み。朝焼けに眠る町。夕日に照らされる屋敷。この世界を美しく飾っている。
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音楽

 大島ミチルさんの創りだす、フルートとストリングスをメインとした楽曲が作品にとてもマッチしている。この音楽もこの作品には無くてはならない存在だ。参考動画を載せるので少しでも理解してもらえればと思う。www.youtube.com

登場人物

 メインのふたりについて簡単に紹介する。

白雪(CV:早見沙織)

 赤い髪を持つ女性。薬剤師をやっており、薬草の収集なども自分で行う活動的な女性。
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 町から去る前に、町の人の薬を調合する優しさにあふれた姿も見せた。
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 加えて、自分の意思を強く持つ場面も見られた。怪我をした相手に対して湿布薬を渡そうとするも断られ、毒が入っていないことを証明するためにわざと自分で怪我をする。
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人に対して優しくありながらも、人として強くあろうとする女性である。

ゼン(CV:逢坂良太)

 他人に対しては弱みを見せないよう強気に出る男性。気を許した相手にはとてもやさしい表情をする。
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 時には感情的な行動をとってしまうこともあるが、強さと誇りを持った行動をとることもできる。
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強さと誇りと優しさをもった魅力的な男性である。

白雪の赤髪に対する想い

 まわりから綺麗だと褒められる赤い髪であるが、本人としては好きでも嫌いでもないようである。伸ばしていることにも意味はなく、みなが喜ぶから伸ばしているようだ。赤髪を切り、部屋に残していく。
 赤い髪であることでみなから注目され、みなから羨ましがられる。本人としては問題を運んでこなければいいという考えであったのだろう。
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作品の魅力:ふたりの掛け合い

 このアニメで注目してもらいたいことのひとつが、ふたりの掛け合いである。

森でのやりとり

白:相手にしたら、果物屋でりんごを買うようなものだったんじゃないかな。だから、欠片で見飽きてくださいと思って髪を置いてきたんだよ。
ゼ:よくそのケツから切り離した。お前の大事な赤だもんな。
白:大事な赤?
ゼ:ああ。赤ってのは運命の子との色を言うんだろ。今は厄介なだけでも、案外いいものにつながってるかもしれないぞ。

赤い髪を同じ色のりんごで例えるのと、白雪姫といえばりんごであるところがかかっている。また、赤は赤い糸を指し、糸のような髪を指している。自分の赤い髪が、このいい出会いを生んでくれたのである。

かごに入ったりんご

白:かごに入れるくらい、訳ないか。痛み始めてる。この赤、もうだめかも。な、なんちゃって。

りんごをかごに入れるのと同じように、自分を城というかごの中にいれるのも同じ。だからもう、自分という赤は終わりであると。そう言っている。
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 それに対してゼンはりんごを食べることで、「お前はダメじゃない、大丈夫だ」と伝えている。
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解毒剤が手に入った後

ゼ:白雪、俺が森で言ったことを覚えてるか? 俺としては今、お前といることは運命の方だと嬉しいんだけどな。お前が自分で向かった森に俺たちがいて、関わりを持って、互いの身を守ろうとした。それがこの場限りの毒か、これからのつながりか、お前が決めればいい。
白:それは、私が決めていいことなの?
ゼ:当然! 俺だって、自分の運命は自分で決めてる。決めてその道に進めるか否かは自分次第だろ。お前の答えは?
白:私は…。

この場限りの毒りんごでしか無いか、これからも続く赤い糸となるか。白雪が自分で決めて、自分の足で進めと言っている。そしてゼンから差し出された手を白雪がとる。
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その際に決断するまでの心のなかの声。

それは、いわば自分の物語。願うなら、この出会いの道の先、物語のページをめくるその音が、重なる足音のように響くよう。

二人の出会いに、これからの二人に大いに期待したい。

まとめ

 世界観と登場人物を中心に、この作品の魅力について紹介しました。すごく楽しみにしていた作品だったのでしたし、その期待に十分と答えてもらえる作品になっていてとても嬉しく思っています。2話も感想を上げると思うので見に来てくださると嬉しいです。まだ見ていない人は必ず見て欲しい作品です。ぜひ見てください。

 以上です。それではまた別の記事でお会いしましょう。

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スタッフ
原作:あきづき空太
監督:安藤真裕
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:高橋久美子
音楽:大島ミチル
製作:ボンズ

1話
脚本:赤尾でこ
絵コンテ:安藤真裕
演出:安斎剛文
総作画監督:高橋久美子
作画監督:松柏操子