2016年冬アニメ自分の感想まとめ ~豊富な今期から一作挙げるなら~ (更新:2016/01/18)
こんにちは。
冬アニメを一通り見たので自分の感想をまとめたいと思います。今回から見たアニメの感想をtwitterに流しているので、それをベースに加筆しています。
逐次更新していくので、タイトルの更新日を参考にしてください。
- 視聴した冬アニメ
- 一作挙げるならば
視聴した冬アニメ
続編のデュラララ!と赤髪の白雪姫は外してあります。あとラクエンロジックの感想はありません。
- プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ
- 無彩限のファントム・ワールド
- ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~
- アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
- 少女たちは荒野を目指す
- ノルン+ノネット
- 僕だけがいない街(原作既読)
- ファンタシースター オンライン2 ジ アニメーション
- だがしかし
- 紅殻のパンドラ
- 昭和元禄落語心中
- ブブキ・ブランキ
- ラクエンロジック
- 虹色デイズ
- Dimension W
- 灰と幻想のグリムガル
- シュヴァルツェスマーケン
- 最弱無敗の神装機竜(バハムート)
- 魔法少女なんてもういいですから。
- 蒼の彼方のフォーリズム
- この素晴らしい世界に祝福を!
プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ
監督:いしづかあつこ
シリーズ構成:岸本卓
音楽:藤澤慶昌
アニメーション制作:マッドハウス
1話
自由型リレーみたいなスポーツで、ルールの説明が一切無いにもかかわらず、ススっと理解できた。テイクオーバーゾーンとか懐かしい。黙熱な男子以外にも濃いキャラが揃っている。このアニメはキャラクターの本気度が伝わるため、見ている方も熱くなる。
部活モノは「見ている側がどれだけキャラクターにのめり込めるか」にかかっていると思う。その不安が解消されたので、以降も楽しめる作品になりそう。
2話
キャラクターとストライドの背景を掘り下げる回。なぜ本気を出せないのか。なぜうまく行かないのか。その辺りをうまく説明していたように思う。リレーショナーの役割が簡単ではないということも含めよく表現できていた。やっぱりリレーションが成功するとすごくテンションが上がる。次回は試合ということなのでこれまで以上に面白くなるのではないかと期待。
スピードロスのないリレーションが重要であるということはもちろんだが、今後はもしかすると空間的なリレーションなども加わってくるのかもしれない。
無彩限のファントム・ワールド
監督:石原立也
シリーズ構成:志茂文彦
音楽:EFFY
アニメーション制作:京都アニメーション
1話
早見沙織さんがかわいいというところ以外はいまのところピンと来てない。それにしても京アニのフェチは露骨過ぎて苦手な時があるけど、今作はがそれに該当するかも。
2話
前半パートの一致団結した動きにとても魅せられた。こういうポテンシャルが垣間見えるシーンはワクワクする。1話よりも楽しんで見れたので、こういう部分が以降でも見えると嬉しい。あと水無瀬小糸のパロールが癖になるので、やはりハマった繰り返しというのは心地よいのかも。
ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~
監督:橋本昌和
シリーズ構成:吉田玲子
音楽:浜口史郎
アニメーション制作:P.A.WORKS
1話
1話完結でテンポよく話が進んだので気を張らずに見ることができた。ミステリーらしさは薄かったが、それは今後の展開次第ということで。あと、fhanaの音楽はもちろん、劇伴の出来がかなり良かった。正直ストーリーとか演出とかよりそっちが気になってしょうがなかった。P.A.worksは音楽を大切にしていくれていることがよく分かる。
2話
吹奏楽はあくまでもきっかけで、人間関係を構築するための道具という感じでいいのかな?ミステリーの比重はあまり高くなく、その結果、人間関係が変化していくのは見ていて気持ちがいい。それでも自分の中では劇伴が主役なので、早くサントラが出て欲しい。
アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
総監督:谷口悟朗
シリーズ構成:荒川稔久
音楽:中川幸太郎
アニメーション制作:プロダクションアイムズ
1話
石上静香さん演じる星宮はるかが可愛かったぐらいの印象しかないけど、正義ではなく警察というスタンスがはっきりしているので見ていてよかった。もうちょっと見続けないとどういうスタンスで進む話なのかはわからないので様子見。
2話
すごくおもしろかった!特に何も考えること無く、主人公が理想とのギャップにうろたえる事実がとても面白い。各キャラも立ち始めたので、シリアスに寄りながらもギャグを散りばめたいい作品になるのではないかと思う。どのキャラも可愛くかっこいいというのが良い。
少女たちは荒野を目指す
監督:佐藤卓哉
シリーズ構成:綾奈ゆにこ
音楽:渡辺 剛・GoKoY
アニメーション制作:project No.9
1話
黒田さんが途中から田中ロミオそのものに見えてきて、某魔法少女を紹介したあたりから虚淵にあこがれる人のように映って笑ってしまった。話自体は面白くなりそうだし、冴えカノ冴えカノと言われている割には、それほどぽさは感じなかった。でもなんで美少女ゲームなのかは今後明らかになっていくのかな。
あと、キャラクターの個性がはっきりとでており、個性の塊がつくっていく特殊性が全面に出ているゲームが、どういうものになっていくのか気になる。
2話
唐突に入ってくるギャグのテンポが良いので、思わず笑ってしまうポイントが複数ある。それにもかかわらず話は真面目に進行している。それにしてもあのメイドはどこから声が出ているのか。さすがにビビった。
メンバーも一応全員揃ったので、次回から実際に制作に移っていくのかな。目標はどこで、どういうスタンスでつくっていくのか。その辺りがポイントになりそう。
ノルン+ノネット
監督:阿保孝雄
シリーズ構成:高橋ナツコ
アニメーション制作:キネマシトラス×オレンジ
1話
今のところ音楽と雰囲気がいいだけという感じ。こはるの純粋すぎる感じの心情が理解出来ないので、今後の展開次第という感じ。能力モノのようなので、それがどう展開に絡んでくるかがポイントになりそう?
2話
どういう立ち位置にあるのかが少しだけ分かったが、展開がどうも好みではない。少し綺麗すぎるキャラクターが原因だと思う。もう少し利害関係が見えたほうが良かった。
僕だけがいない街
監督:伊藤智彦
シリーズ構成:岸本卓
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:A-1 Pictures
1話
試写会で見た時ときよりも、なんか違和感なく見れた。原作改変も悪い印象がなかったし、劇伴との相性も良かったように思う。逆になんであそこまで試写会の時はマイナス印象だったのか、自分に聞きたい。劇場仕様の大きすぎるスクリーンと派手な音響によるせいかな?
2話
OPムービーで先を知ってる人にはニヤッとする演出があった。試写会でも感じたけど、劇伴が強すぎる。もしかすると地味なシーンではわざと見せる方を入れ替えているのかも?悟の「妖怪」の入れ方はとてもいい。母親を畏怖していることがよくわかる。
試写会で見た時は原作よりもおもしろさが劣ると感じていたのですが、なんだよこれ面白いじゃん!!アニメいけるじゃん!
ファンタシースター オンライン2 ジ アニメーション
監督:川口敬一郎
シリーズ構成:広田光毅
音楽:大間々昂
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
1話
オンラインゲームがどういったものかを理解し、それにはまっていく。今のところはそれだけで、そこを中心とした話の構成になっていた。アニメーションはとても綺麗。オンラインゲームの楽しそうな部分が垣間見えたのは良かった。実際にはあそこまで綺麗な世界ではないのだろうけど…。
あとは生徒会長が可愛かった。やっぱり会長キャラというのはかわいいですねー。
2話
誰もが一度は考える「自分は特別」という感覚。それを主題としており、レポートを通じてそれを理解していく人間性が描けていたと思う。その部分を修正して成長していく主人公も良い。今後が楽しみ。
あとは1話と同様に、家でもやもやする会長がかわいかった。会長の心理や葛藤が見えた生徒会室ではおもわず笑ってしまった。
だがしかし
監督:高柳滋仁
シリーズ構成:高柳滋仁、加茂靖子
音楽:大隈知宇、信澤宣明
アニメーション制作:feel.
1話
このキャラデがすごくタイプで、ギャグのデンポも良くて見入る。金魚の3DCGが一番力入ってるように見えたけど、それはきっと気のせい。沼倉さんの喫茶店女子が良く、あのキャラデからは想像できない(だからこその?)可愛さがある。意味はわからないけど面白かった。
2話
1話と比較するとそこまで面白さは感じなかった。基本的に懐かしさを全面に押しているので、そこにはまらないと意外と楽しめないのかもしれない。きなこ棒を食べたことがなかったのです。あとほたるさんがやっていることを、「アホだな…この子…」と思ってみてしまったのが原因だと思う。
紅殻のパンドラ
監督:名和宗則
シリーズ構成:高橋龍也
音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
アニメーション制作:Studio五組、AXsiZ
1話
世界観がよくわからないけれど、アニメっぽさを全面に出しているところは好き。どこか必要性の感じないエロが目立つので、そこに必要性が出てくると良いかも。今のところはかわいさを愛でるタイプのアニメだと思うので、いまのところは何も考えずに見る予定。
2話
特にテンションが高まることもなく終了してしまった。現状がどうなっていて、どういう必要性であのボールと戦っていたのかがいまいち見えなかった。可愛いのは間違いないんだけど、見ていてそこまでテンションが上がらなかったという感じ。あの博士のノリが合わなかったのが一番大きい。
昭和元禄落語心中
監督:畠山守
シリーズ構成:熊谷純
音楽:澁江夏奈
アニメーション制作:スタジオディーン
1話
1時間スペシャルだったにもかかわらず引き付けられ続けた。カットと声優の演技がマッチングしており、アニメと落語の合わさり方の綺麗さが魅力的だった。石田彰さんの他人格演技は本当に圧巻で、与太郎が言っていたように何人にも見える。そんなインパクトのある1話だった。
2話
声優ってすげーなーというのが第一印象。落語をつまらなく見せたり、面白く見せたり。物足りなさを狙って表現できるというのはやはり圧巻。ため息しか出ない落語と息もつかせないような落語。そのふたつを両立させているとても素晴らしい回。
ブブキ・ブランキ
監督:小松田大全
シリーズ構成・脚本:イシイジロウ, 北島行徳
音楽:横山克
アニメーション制作:サンジゲン
1話
ブブキもブランキよくわからなかったが、これはおもしろいぞ。3Dアニメーションが活かされているかというと分からないが、かなり自然に動くことに感動。シドニアやアルス・ノヴァ以上のクオリティに出会えるかもしれない。
2話
わかりやすいおもしろさがあり、どこかキルラキルを髣髴とさせる。敵もただの敵では終わらない雰囲気があり、今後の展開に期待という感じ。ブブキとは一体何で、10年前に何が起こったのか。その辺りが話の中心になりそう。期待度はかなり高い。
虹色デイズ
総監督:アミノテツロ
監督:大久保富彦
シリーズ構成:伊丹あき
音楽:神津裕之
アニメーション制作:プロダクションリード
1話
たとえ失敗したとしても、体を張った善意には意味があると思うん。それにしてもあれを茶化せる関係にある人間関係が眩しい。絶対に触れられない過去として永久保存されそうなのに。
肝心の男女関係はこれから良い方向に発展しそうなのでどうなるのか楽しみ。
2話
ああいう無表情な子が見せるふとしたときに見せる表情は、何故あんなに可愛いんでしょうね。撃ちぬかれました。
それにしても男からチョコをあげるのいいですね。あと突然のキスをどういう意図でしたのか。そこだけはなんとなくにしないで欲しいところ。
Dimension W
監督:亀井幹太
シリーズ構成:菅正太郎
音楽:椎名豪、藤澤慶昌
アニメーション制作:Studio 3Hz×ORANGE
1話
コイルというものが力の源になっていて、その出力を異常なまでに上げたのが違法コイル。それを回収屋が回収するという感じのストーリーだったが、説明が殆ど無く場当たり的に内容を理解するタイプだった。オープニングでのマブチの手をすっと低いところからあげる部分がかっこよかった。もちろん本編でも。けれどミラのかわいさを愛でるのがこのアニメの第一話であったように思う。博士が使ったコイルがどういう影響をおよぼすのかなど、2話以降の展開がとても楽しみ。
あとマブチの声が小野大輔さんなのはちょっとかっこよすぎて違和感かもしれない。もう少しビジュアルのおっさんぽさにあったキャスティングのほうが良かったという気もする。
2話
とりあえずミラがかわいい。キャラの背景がグレーになるところで、キャラクターが強調されてる感じるが好き。全ての目線がキャラクターに集まっていく感じがする。
違法コイルとか次元Wの意味や方向性が定まり、期待感がかなり高まった。上記に加えて戦闘シーンや敵がとてもかっこよく、見どころの多い回だった。ナンバーズのコイルがどういう意味を持つのか。気になってしょうがない。
灰と幻想のグリムガル
監督:中村亮介
脚本:中村亮介
音楽:(K)NoW_NAME
アニメーション制作:A-1 Pictures
1話
今のところは世界観の説明といった感じ。キャラが可愛くて、ゴブリンもちゃんと生きてて、主人公たちは弱い。背景が綺麗。だけどそれ以外の印象はいまのところない。ペースがとても遅いので、今後の展開次第といったところ。
2話
はっきりと言って最高だった。引きこまれた。ここまで生に執着した異世界ものは初めてかも知れない。生きるということは殺すことで、その死と対面することがとても怖い。怖て怖くて震え、手に入った生はタダ嬉しいだけのものではなくて。そして生を奪った責任に押し潰される。でも手に入った肉はそれでもうまくて。
張り詰めたような空気の中にいたからこそ、Bパートの柔らかい時間が大切だということに気付かされる。女子風呂が覗きたくなったのも生きていることによる欲求だし、それを表すためだったのかな。いやーなんかすごく張り詰めた世界に没入したような感覚で、とてもつかれた。すごい回だった。
あと、モグゾーがつくっていた木彫の飛行機。彼はなにか分からずに作っていたんだろうな―。現代の知識が奪われて、それでも飛行機が空を飛べる夢のあるものだから作っていたのかな。夕日に木彫の飛行機を重ねていたのには、彼のこの世界を飛び出したいという心情が表れていたように思う。
1話では作画と語り口が特徴的な作品だと思ったが、ここまでの作品だったとは…。正直甘く見てた。今期トップクラスの出来だった。
シュヴァルツェスマーケン
監督:渡邊 哲哉
シリーズ構成:樋口達人
音楽:Evan Call(Elements Garden)
アニメーション制作:ixtl×LIDENFILMS
1話
まあマブラヴという感じ。人とBETAの戦いというよりは、人と人の戦いになってしまうのもこれまでと同様。あと戦術機やBETAのビジュアルが前よりもかっこよくないと感じるのは、アニメだからなのだろうか。
最弱無敗の神装機竜(バハムート)
監督:安藤正臣
シリーズ構成:柿原優子
音楽:松田彬人
アニメーション制作:ラルケ
1話
そこまで飲めり込めなかった。展開が苦手なラッキースケベだったというのもあるが、主人公の雰囲気とヒロインが苦手なタイプだったからかも。今のところ光りそうなところは見受けられなかった。
魔法少女なんてもういいですから。
監督:米田和弘
シリーズ構成:ふでやすかずゆき
音楽:中山真斗
アニメーション制作:PINE JAM
1話
タイトルで否定している魔法少女に1話からなってしまった。水着姿というのはどうも斬新で、それが嫌という気持ちから、もういいですと言っているのかな。それにしても制服の茶と白のセーラー服への既視感がすごかった。どこで見たのか気になる。日常?
蒼の彼方のフォーリズム
監督:追崎史敏
シリーズ構成:吉田玲子
音楽:Elements Garden
アニメーション制作:GONZO
1話
主人公のドジっ子感が強い気もしますけど、物語としては好きな感じでした。空へのあこがれと手をパタパタさせる動作に関連性があって、空への想いがよく出ていました。競技がパッとしなかったのは簡易版だったからなのかな。まあ、空を飛ぶタイプの作品は楽しい。
この素晴らしい世界に祝福を!
監督:金崎貴臣
シリーズ構成:上江洲誠
音楽:甲田雅人
アニメーション制作:スタジオディーン
1話
ギャグはあまり合わなかったが、冒険するための積み重ねを同じ動作のリピートで見せつつ、始まりを思わせるBGMで演出した部分はとてもよかった。これからの展開はギャグによりつつ、冒険が進んでいくのだろう。ギルド窓口のおねえさんのおっぱい良い。
一作挙げるならば
- 昭和元禄落語心中
落語に馴染みがなかった僕でも楽しめており、アニメと落語の一体感を楽しむことができる作品。キャラクターの呼吸や汗から緊張感を伝え、それを受けて見ている方も緊張し引き込まれる。落語のオチにも笑い、あたかもその場で聞いているような臨場感を味わうことができる。練習を積み重ね正解のない落語を披露する。それが認められ力を伸ばす。そんな与太郎の一挙手一投足に今後も期待が高まる。
声優陣が披露する落語に引きこまれてみてはいかかがでしょうか?笑い転げた後には、きっと観客にしか見えない景色があるはずです。