徒然もの書きぱん

適当にアニメとかについて書いてます。今期は何について書きましょうか。

アイカツ同人誌紹介No.5『おやすみデイジー』


作品概要

タイトル おやすみデイジー
著者 るか
Twitter るか (@ruka_indomade) | Twitter
頒布 芸カ18(2018-02-24)
サンプル
ページ数 24
通販 なし

本作紹介(ネタバレなし)

 本作は、役者神谷しおんとぽわぷりの関わりについて言及した一作となっている。本編からも神谷しおんの役作りの徹底ぶりは周知の事実ではあるが、役作りを行ったあとのしおんについて言及されることはなかった。シリアスな役を演じきるしおんと、それを影で支えるぽわプリのおとめとさくら。これまで見ることのなかった三者の関係性がぎっしりと詰まった一冊である。

感想(ネタバレあり)

 まず本編で扱われている内容の延長線上であるとはいえ、しおんの内面にまで踏み込まれた本作は非常に新鮮でした。どれだけ厳しい役にでもなりきれるしおんだとは思いますが、ではそれを演じたしおんの負荷は図りしれずそれを知っているのもほんの一部のメンバーなのだろうと思いました。それがぽわぷりのおとめとさくらなのだと思いました。好きで続けている仕事でも、必ず辛いことがあるのだと思います。その向き合い方にぽわプリとしての優しさが溢れていました。
 本編での暗く重たい雰囲気からの、ぽわプリのゆるい空気感でしおんと同じように心がほぐされていくようでした。しおんがぽわプリという素敵なユニットに出会えたからこそ、仕事に幅も出て活躍できているのだと思いました。

 短編でのブレインサンダーを飲むことができなかったしおんに対するおとめのアクションとさくらのサポート。一周読み終えたあとのおやすみデイジーの見開き。ひとつひとつのお話と構成が、ぽわプリとしおんの今を紡いでいるようでした。素晴らしい本を、本当にありがとうございました。