徒然もの書きぱん

適当にアニメとかについて書いてます。今期は何について書きましょうか。

話数単位で選ぶ2015年テレビアニメ10選

 こんにちは。

 今年ももう終わりですね。というわけで、今期のアニメで気に入った話数を紹介するというものを見かけたので、僕もやってみようと思います。

選んだ作品

 2クール目が冬にやっているものから、1クール目が秋にやっているものまでを対象に選んでいます。順番は特に気にかけていません。適当です。

SHIROBAKO 16話

 この仕事はあの人の仕事。信頼するのと無責任は違う。自分と他人は同じではない。
そんな当たり前のことを重い雰囲気で描きながら、進行は重くなりすぎない。小気味よいギャグとBGMの有無により使い分けている。1クール目の絵麻・井口の構図と井口・小笠原の構図に組変わっておりながら、1クール目の絵麻が効いており成長を感じる。
 木下の「嘘をかっこよく描く」というセリフ。それがアニメの良さであり、アニメでしかできないことなのかもしれない。

冴えない彼女の育てかた 8話

 出海のコミケ回。コミケにおいて完売とは朗報であり悲報。売り手としては、自分の本が手にとってもらえたことは嬉しいし、手にとってくれた方が買ってくれることは心から嬉しいと思う。そんな出店側の気持ちと、手に取ることが出来た購入側の気持ちをとてもキレイに描いている。出海が完売の挨拶をするところで泣く。やっぱり完売っていいものだよね。
 絵を描く目的が作品を楽しむことである出海と、倫也に認めてもらうことである英梨々。同人を続ける目的の違いにも言及しており、英梨々の方向性を示したかつ、倫也との関係性を示すこともできた素晴らしい一話。

赤髪の白雪姫 10話

 領主に圧力をかけられたキハルとそれを助ける白雪の話。
 会って二日しか経たない相手のために全力を尽くす。その白雪の姿は勇ましく、友としての信頼に応えようとする。会ってからの時間など関係なく、その関係がとても彼女にとって幸せなものであったのだと思う。
 ブレッカ子爵というこれまでこの作品では描かれてこなかった悪のような存在。ゼンやイザナが統治しているこの国は素晴らしいと思っていたが、それだけではないことを示している。
 白雪が塔から飛び降りるとき、ポポが水面を往復するとき、キハルがポポを迎えるとき。見所満載の一話である。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 8話

 雪乃と結衣と八幡の決別と再帰の話。
 それぞれが目指すものと互いの方向性の違いを全力でぶつけあう結衣と八幡に対し、自分の考えを一切述べない雪乃。語らずとも何を欲しているかは伝わっており、その道を拓こうとする。
 今回のテーマである感情と理性は、誰もが日常的に考えているものである。高校生のように思考をはっきりと口にできない。その通り過ぎた過去からアドバイスする静の気持ちは、視聴者とリンクしている。だから静の言葉に納得できるし、思い出させてくれる。
 全員の全力が自分に何か訴えかけてくる。そんな一話。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 3話

 百合子の祖母の心境を推測していく話。
 この3話で見るべき点は美術の一点である。視覚的に引きこむための美術はあくまでも引き立て役に周り、メインとなることは殆ど無い。
 この話では、ストーリーの中心は祖父の描いた絵が中心となる。その絵が書かれた実際の場所の光景を目にしたい。そしてその美術が本当に素晴らしくて、おばあさんが見たいと思う気持ちが一層理解できた。「あー本当に見たかったんだな。この光景なら見たいという気持ちもわかる」という言葉が不意に出てきた。
 美術がもたらす役割を痛感し、その分だけ考えさせられた。そんな一話。

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 2話

 15年間、開くことのなかった部屋が開くシーン。
 突然照明が点灯し始め、薄暗い部屋から何かが近づいてくる。命令を受け付けないデボラから伝わってくる非日常感と焦燥の山根。不気味さと緊迫感迫る音楽に色付けされることで、より一層の緊張感が生まれた。映像と音楽と演出が噛みあったシーン。何が起こったのか。これからどうなっていくのか。そんな期待を込めた引きも含め、舌を巻くような展開。次週が楽しみで仕方がなくなった一話。

少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50- 3話

 アイドルと握手について言及していく話。
 握手とは偶然するものなのか。待ち構えてするものなのか。アイドルとはどういったもので、ファンとはどういう関係であるべきなのか。
 自分に握手を求めるということは自分に期待してくれているということ。期待に答えて、その期待を大切な思い出にする。そのために自分が頑張り、本物に近づいていく。歌いたい。踊りたい。有名になりたい。そういう理由で目指すアイドルではなく、ただ満足してもらえることを目指す。そんなひとつのアイドルの形を示した一話。

アイドルマスターシンデレラガールズ 1話

 ファンが求めていたデレマスの第一話。
 冒頭の「お願い!シンデレラ」から、心を鷲掴みにされ虜になった。自分が求めていたものがそのまま映像になったかのような安心感。笑顔がもつ本当の魅了に見出されたプロデューサー。その言葉を信じることができた凛。それだけ卯月の笑顔というものは魅力的だった。
 卯月と凛の掛け合いを見ているだけでニヤニヤできる。そして、これから二人はアイドルとして楽しくやっていくのだろうと思わされた。夢を叶えようとする卯月と、そんなキラキラしている卯月を見てキラキラしたいと思わされた凛。愛と満足に支配された一話。

うたわれるもの 偽りの仮面 6話

 前作『うたわれるもの』に登場したカルラやトウカが出てくる話。
 これに関しては思い出補正が強いというのもあるが、今まで見せることのなかったクオンのこどもっぽい表情を見ることが出来たのが大きい。今までハクの保護者として接するクオンしか見ることが出来なかった。今回は新たな一面のクオンを見ることができ、より一層かわいらしいクオンを見ることができてよかった。前作とかわらないカルラとトウカ、新たな一面が垣間見えたクオン。前作ファンならニヤニヤしっぱしになったであろう一話。

のんのんびより りぴーと 1話

 れんちょんが小学校に入る直前の話。
 伝説の剣を片手に自分の進んだ道に道しるべをつける。自分が今まで行動したことのない範囲に出て、ワクワクしながら進んでいく。翌日、消えそうな道しるべを見て学校に向かい、入学式に出席する。なんというか、とてもあたたかい気持ちになる。
 この村はどこまでもひろがっており、それを体感させるような作りになっていた。れんげの入学とともに、初心に戻ることが出来た。そんな懐かしさを感じさせる一話。

まとめ

 簡単にですが自分の気にいった作品の気に入った話数を紹介してみました。一番気に入っているのは、冴えカノの出海回ですかね。本当にあの話が好きなので、今回のコミケではそれを肌で感じることが出来て良かったです。
 また来年も本ブログをよろしくお願い致します。

 以上です。それではまた別の記事でお会いしましょう。