「ピケティ 『21世紀の資本』を読む 格差と貧困の新理論」を途中まで読んで。
こんな本読んでるなんて意外でしょう。笑
これは最近よくとりあげられてるピケティの著書「21世紀の資本」の解説書という立ち位置だと思います。
この本に関連して少し話をしたいと思います(的外れの内容だったらすいません、その時は教えて下さい…)。
本の内容としてはピケティへの熱い賞賛と感想ですかね。
本当は原書を読みたかったんですけど、高かった(あと重かった)のとKindleストアに置いてなかったのでまとめ的なこの本で諦めました。
まず最初に、ピケティの主張は「r(資本収益率)>g(経済成長率)」です。
これは資本により得られる収入は労働によって得られる収入を超えていることを指します。
まあかなり大まかに言いますと、土地をやりくりして得られる額は土地の税として払ってる額を超えてるということです。(かなり微妙な言い方)
もっと簡単に言いますと金持ちはずっと金持ちってことです。
資本を持つ→金が生まれる→幹部クラスになる→金をもらう→子供に相続→子供は最初から金持ち…というわけで金持ちはずっと金持ちです。(相続税なんて痛くない)
それに対して、経済成長が頭打ちになるのはなんとなく理解できると思います。
あと大事な情報としては90%の資本を1%の上位層が持っているということです。
ここからが本題です。
では私達はどうやったら「r>g」を解決できるのでしょうか?
この本を読んでいてずっと考えていました。
単純な解決策としては①gを上げる②rを下げる。
この2種類だと思います。
①は先程述べたように厳しい。となると選択肢は②のみ。
でも②って要するに政治家になって法律改正をして、相続税を爆上げするってことですよね。
そもそも政治家が富裕層にあたるため、そんな法案が通るわけがない。
っていうのが、みんななんとなくわかってる。
これが日本の閉塞感につながってるのかなーと。
年明けに放送していたニッポンのジレンマ
ここでも似たようなことを話していました。
この番組は様々な業界の人が自分の思っていることをぶつける番組ですが、政治家の討論と違って人の話をしっかり聞くところに好感がもてます。
機会があれば一度見てみると良いと思います。
僕が好きなアニメ「東のエデン」の有名なセリフに「上がりを決め込んでいオッサン」というものがあります。
そいつらにいかに一泡吹かせるか。(若干の語弊あり)
それをこの番組でも語っているように感じました。
東のエデンのテーマは以下のサイトが示しているとおりだと思います。
社会派アニメの到達点・東のエデン劇場版の感想(ネタバレ含む) - 右手をつないで
だらだらと書いてしまいましたが、今現在ぼくらにできることは「ほぼない」と思いました。
ですが、 将来どう活動していくかはこれからも考えていく必要があり、その足がかりになることも踏まえて就活に臨んでいこうと思います。