徒然もの書きぱん

適当にアニメとかについて書いてます。今期は何について書きましょうか。

アニメ『甘々と稲妻』2話の感想 ~「おいしい」はみんなを幸せにする~

 こんにちは。

 甘々と稲妻2話が放送されましたのでその感想をアップします。

感想

 1話を踏まえた上で、2話では料理によって関係を進展させていく展開となっていた。

父親の挑戦

 これまで苦手としてきた料理に対し、目玉焼きやウインナーを焼く、ロールサンドを作る、ご飯を炊く、といった調理を行い、つむぎの朝ごはんとお弁当を作っていた。ロールサンドに関しては「素材の味がするー」とつむぎに言われており、まだまだ料理とまでは言えない様子。
 それでも、これまでのように公平とつむぎが独立しているのではなく、公平が調理し、つむぎが食べることでコミュニケーションが生まれていた。家でのご飯を美味しそうに食べるつむぎの姿は1話では見られなかったものである。ちょっとした挑戦で娘の笑顔を生むことができた。
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教師の葛藤

 公平と小鳥は教師と生徒という関係性があるため、必要以上に関わることは良しとされていない。公平も同様の考え方をしているため、関係を持つことを敬遠している。しかし、つむぎの幸せそうな顔を見てしまっており、その笑顔には代えがたい。その葛藤が先輩教師への相談だったのであろう。場が場ということもあり、相談するのもリスクがある。それでも相談しておきたいという大きな決断であったのだと思う。
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小鳥の家は特別

 保育園で絵を描くほどにつむぎにとって小鳥の家は特別になっている。うんこと言われて強く反応するところからも、楽しそうに絵を描き見せるところからも伝わってくる。つむぎにとって食事というコミュニケーションを取るきっかけになった場所でもあり、おいしいごはんを食べることができた場所だからかもしれない。年上のお姉さんである小鳥が好きになったからということももちろんあるだろう。
 そして店内での姿はより一層楽しそうだ。エプロンを着て張り切る姿はとてもかわいらしいし、なによりできないのにウインクしようとしている姿がとてもかわいらしい。そしてひとつひとつのワードに反応する子供らしさがこの作品をほっこりさせてくれる。

 また今回つむぎは眠ることなく一緒に料理に参加している。また人参の型抜きをしたことで自分の作った豚汁を食べているという気持ちになり、より一層おいしく感じているのかもしれない。思い入れがごはんをおいしくしている。
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利害の一致・感性の一致

 公平はおいしい料理でつむぎの笑顔が見られ、小鳥は店の明かりが消さずにすむという二人の思惑。さらに公平は味付けができないし、小鳥は包丁を使うことができないという二人が他人に頼る理由までが描かれていた。
 大人になるとその人の行動の理由「なぜ」が気になってしまう。表面上の行動だけでなく、裏にある意図を知ることで納得できるからである。公平が腑に落ちたのはその裏が見えたからであろう。さらに表面上の行動が気に入ったからこそ、一緒に料理を作ることを決断したのではないかと思う。

 さらに、料理をおいしいと感じるのは好みによる部分が大きい。例えば同じオムライスを食べたとしても、意見はばらばらになるだろう。しかし今回作った豚汁に関しては3人全員がおいしいと感じていた。大きな要因としては、つむぎがおいしいと感じたからだろう。小鳥の味覚がつむぎの味覚に近いこともあり、みんなにとっておいしいもができあがった。初めて3人で作った料理にしては上出来であろう。
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「おいしい」はみんなを幸せにする

 公平にとってはつむぎにおいしい料理を食べてもらうことがこの料理会の目的であった。味付けを小鳥にしてもらい自分たちのベストを尽くした。そして実際においしいと言ってもらうことができた。
 前述したがこの料理会の目的はつむぎにおいしい料理を食べてもらうことである。そのためつむぎがおいしいと感じればこの料理会は成功である。しかし公平が想像していた以上に、おいしいと言ってもらうことはうれしいことであった。公平が料理を学んでいくひとつの喜びになったのではないかと思う。
 また、受け手の満足度と送り手の満足度を最大にするためには言葉を駆使して伝える必要がある。受けたものの感動と同じ密度で感想を伝えるべきである。つむぎの場合は自然と言葉に出たような「おいしい…」であり、満面の笑みであったように思う。普段の生活でも受けた感動は伝えていくべきであると再認識した。
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1話と同じく十分に楽しむことができました。1話ではあまり出番のなかった小鳥にも焦点があたり、これからも3人の関係がどう変わっていくのか楽しみです。

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